はじめまして。自己紹介と田んぼの想い出を少々…。

大阪の郊外堺市で生まれ育ち、実家はサラリーマンで農業とはまったく縁のない生活でした。子供の頃には家の近くには、田んぼや畑がまだ結構あり、稲刈りが終わって秋から冬になると田んぼで凧上げや鬼ごっこをして遊んでいましたが、小、中学校と大きくなるにつれどんどん宅地化され姿を消していきました。

母方の実家（兼業農家）が奈良の田舎にあり、子供の頃は毎年夏休みに近鉄電車で遊びに行っていました。小さな駅を降りてしばらく歩くと、青々と色づいた田んぼの中のあぜ道になります。祖父母の家を目指して歩きながら聞こえる蝉の鳴き声と、炎天下のむせ返るような田んぼの匂いは、強い印象として残っています。
（決して嫌な匂いではなかったなあ…）

大阪では、会社勤務を経て事務所を設立しデザイン（グラフィック、広告）の仕事をしていました。「いずれは農業をしたい」との思いがあり、ようやく2004年末に岡山へ移住。多くの方に助けられて2006年春より本格的に農業を始めました。嫁と娘の3人家族で、家族の協力のもと農作業に励んでいます。